k-takahashi's blog

個人雑記用

SFマガジン2008年6月号

S-Fマガジン 2008年 06月号 [雑誌]

S-Fマガジン 2008年 06月号 [雑誌]

 クラーク追悼特集のパート1。もともとバクスターとの共作発表合わせの特集だったはずが、急遽追悼特集になってしまった号。本格的な追悼は次号で、太陽系最後の日、太陽からの風、星、の3編を、仲村融、酒井昭伸、小野田和子がそれぞれ新訳を起こすそうです。
本号は、未訳だったエッセイやノンフィクションを幾つか訳している。
 巻頭の追悼エッセイは、浅倉先生、柴野先生は別格としても、思い溢れるものが多い。特に非ハードSF系の作家の皆さんが妙に熱の入った文章なのが面白い。


 あとは、ゼロ年代の想像力が最終回。単行本は7月刊行だそうです。正直、取り上げている作品のほとんどを知らない私には、是非を論じかねる論文なんですが、分析自体を受け入れるならロジックはなんとなく分かった気分。あとは当人が述べているように、この論文自体が「更新」されていくといいですね。