先週の報道だが、
【パリ21日共同】フランス訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は22日付ルモンド紙のインタビューで、中国軍が18日に中国のチベット民族が住む「カム」地方で群衆に向けて発砲したと指摘した。犠牲者数については確認が必要だとしながらも、中国当局による弾圧を非難した。
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082101001043.html
という報道があった。そこで犠牲者数について発言の有無が少々揉めたのだが、
(フランス) 8月21日付けのフランスの『ル・モンド紙』の記事のなかで、ダライ・ラマ法王が「東チベットで140名のチベット人が最近殺害された」と述べたとする報道がありました。
これについて我々は、ダライ・ラマ法王はいかなる犠牲者の数も述べなかったことを明白にさせていただきます。ダライ・ラマ法王は、中国軍がデモ参加者に発砲したという最近のニュースについてジャーナリストから質問を受け、その返答のなかで、我々には犠牲者の数を特定する情報がないと明確に述べられました。このインタビューのなかで、ダライ・ラマ法王はこう言われたのです。「そう聞きましたが、数を確かめる手立てがないのです。ですから、わかりません」
「チベットで140名死亡」という報道に関する声明 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
という発表があり、犠牲者の数は不明ということのようだ。
相変わらず、チベットアクセス制限は続いており、真偽の確認を試みることすらできない状況。