k-takahashi's blog

個人雑記用

Webプロジェクトマネジメント標準

Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK(R)でワンランク上のWebディレクションを目指す

Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOK(R)でワンランク上のWebディレクションを目指す

 Web製作の現場にPMBOKを導入したら、という具体例解説。Web製作というよりは、

プロジェクトの規模は、3ヶ月から6ヶ月の期間、200万円から600万円程度の予算を想定する。(p.32)

という小規模な現場への、PMBOK入門としてのノウハウ導入事例と捉えるとよいと思う。実際、この規模の仕事をしている人は数として多いはずだし。


 ちょっと面白かったところを抜き書き。

メールのCC欄に誰が入っているかをチェックするだけでもクライアント企業の社風を把握することができます。普段のメールに、偉い人も含めてプロジェクトメンバー全員にCCされている場合は、社内政治が少なくプロジェクトの進捗もオープンに共有されている可能性が高いでしょう。逆になぜかすぐに個別メールでのやりとりになってしまう場合は、クライアント社内でコンセンサスを取るのが難しいのかもしれません。(コミュニケーション計画の話の流れで。p.58より)

リスクは場合によっては好機となる場合もある。例えば、クライアントの新商品発表に会わせてサイトの立ち上げプロジェクトを平行しているケースでは、商品開発スケジュールがリスクになるが、商品開発が遅れてウェブ制作のスケジュールに余裕ができた場合は、リスクが好機となったと言える。(p.63)

プロジェクトは終わりをつくることから始まる(p.121)