- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2009/02/05
- メディア: Video Game
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泥酔した翌朝、飲んでいたバーで殺人事件が発生。主人公は容疑者として逮捕されてしまった。主人公が犯人であることを強く示唆する状況証拠が多数ある中、彼は起訴までに自らの潔白を示さなくてはならない。
という設定のアドベンチャーゲーム。いわゆる「安楽椅子探偵」タイプですね。
システムは、コマンド選択式アドベンチャーゲーム。このシステムの課題は「総当たり入力」対策。何も分からなくても片っ端から選択肢を選んでいっていずれ正解を引き当てられるというプレイにをどう対処するか、という問題である。
本作では、大きく2つ拘束がある。留置所内から調査の指示を出すため、「どこに行って何を調べるか」を1日に2件しか指定できないこと。毎日尋問があり、そこで捜査の進捗状況を正しく評価しておかないとゲームオーバーになってしまうこと。という2点である。
設定とマッチしたシステムで、きちんと機能していたと思う。
ただ、実際に調査を行う場面(そこでは、操作する対象が主人公から弁護士に切り替わる)では、総当たり入力になってしまうのはちょっと残念。システムと設定が密結合しているので、続編とか追加シナリオとかが期待しにくいのも残念なところ。
以下、若干のネタバレがあるので注意
オカルトネタは red herringだと思っていたのでちょっとびっくり。オカルトを信じたNPCがいるのは構わないし、私はオカルトも結構好き(流行り神とか)だけど、このゲームの設定(証言・証拠を集めて無実を証明しようとする)でオカルトを事実扱いするのは、ちょっと違うように思う。