k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.111 Motorcycle Flip

 邦題は「インディ・ジョーンズの検証」。映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」の中の一シーンに、ナチスのオートバイに終われていたときに、木製のポールをバイクの前輪に突っ込む場面がある。このときナチスのバイクは派手に宙返りをするが、これは本当なのだろうか。

 まず、ポールを投げ込む速度を測定する。ジェイミーが投げてみたところ時速50キロ。実験用にこの速度でポールを打ち出す仕掛けを作成する。
 次にバイク(撮影に使われたのと同じバイク)を固定した状態でホイールを回転させ(時速80キロ相当)、そこにポールを撃ち込む。すると、ポールで前輪をロックさせることが可能なことは確認できた。
 ここから実際に走らせての実験。車でバイクを引っ張り、切り離した直後にポールを撃ち込むという実験である。試してみると、バイクは単に転倒するだけで宙返りはしない。それは当然。モメンタムをいきなり上に変える力がどこからも来ないのだから。
 ということで、伝説はbustedなのだが、ここでアダムが曰く「あとは宙返りを再現する。どんな手を使っても」。
 まず映画のシーンを詳しくチェックすると、静止状態のバイクを上に飛ばしていることが分かる。そこで、爆薬の出番。バイクの下に爆薬を仕掛け、その勢いで宙返りさせるのである。アダムとジェイミーがサイドカーにのって仕掛けバイクの脇をとおりに抜けそれに合わせて爆発をさせると、まさに映画そっくりのシーンができた。
 
 
 アシスタントチームは脱獄伝説の検証。刑務所で手に入るもので15メートルのロープを作って、刑務所の壁を降りるという設定である。
 グラントはシーツ、キャリーは髪の毛、トリーはトイレットペーパーを材料として使用する。作業が簡単なのはグラント。2時間ほどであっさりと作成完了。キャリーはほどけてしまう髪の毛に散々苦労するが、三つ編みを三重に重ねることで、ロープを完成させる。一番手間がかかるのがトリーで、トイレットペーパーをひねってこよりを作り、これを巻き合わせてロープを作る。最後は、電動ドリルまで引っ張りだしてこよりを作ってました。
 さて、実験。なんとビックリ、3人が本当にビルの屋上から自分の作ったロープを使って降りるという実験。なんか、凄く怖そうにしている3人。
 まずグラント。ロープは問題なかったもの、途中で本人の体力が尽きてました。こういうのは苦手そうです。でも、無事脱出に成功。
 二番手はキャリー。髪の毛のほつれが滑り止めになって意外と上手く降りていました。
 最後がトリー。トイレットペーパーが滑るためかなり苦労していましたが、降りきるまでロープ自体は切れることなく、彼の体重を支えきっていました。
 シーツがconfirmed、残りの2つは、plausibleという判定。