k-takahashi's blog

個人雑記用

ホーガン死去

SF作家のジェイムズ・P・ホーガンが、現地時間7月12日(月)、アイルランドの自宅で逝去しました。69歳でした。
1941年6月27日、ロンドン生まれ。77年に『星を継ぐもの』でデビュー。日本では80年に弊社より邦訳が刊行されるや絶大な人気を博し、紹介第1作にして翌年の星雲賞を獲得。以後も、『創世記機械』『内なる宇宙』で星雲賞を受賞しています。

SF作家ジェイムズ・P・ホーガン 逝去|お知らせ|東京創元社

 当たり外れはあったけれど、月面で発見された死体は5万年前の人間のものだったというデビュー作「星を継ぐもの」は読んでいてワクワクしたし、巨大宇宙ステーションを舞台にした人類と人工知能の共存実験の顛末を描いた「未来の二つの顔」はAIものの古典の一つ、工場から進化した奇妙な生態系を舞台にした「造物主の掟」はロボットものの古典の一つだと思う。
合掌。

人類には、自らがそう望みさえすれば、よりよい未来を前向きに作り出す知識と能力があります。そして最近の短期的な不安と困難の時代にあって、SFはきっと、そうした真実を思い起こさせるために、より重要な役割をはたすでしょう。

SF作家ジェイムズ・P・ホーガン 逝去|お知らせ|東京創元社