k-takahashi's blog

個人雑記用

もし、宇宙人が攻めてきたら、Googleはどうする?

“We play a lot of games here,” admits Google Enterprise director of security, Eran Feigenbaum. “Part of our disaster recovery plan is to assume the worst has happened. In last year’s scenario, Google was attacked by aliens and California was off the map. We asked: What do we do? How do we run our infrastructure?”

Taken over by aliens? Don't worry; Google has it covered - CIO

(適当訳:Googleのセキュリティディレクター Eran Feigenbum氏はこう語った。「我々は、色々な遊びのようなことをするんだ。災害復旧計画を考えるには、最悪を想定することも必要だからね。去年は、Googleがエイリアンに攻撃されて、カリフォルニアが消滅したら、というシナリオも考慮したよ。そして自問したんだ。どうすればいいんだろう、どうやってインフラをうごかせばいいんだろう、って」)


別にGoogle地球防衛軍を組織するとかそういうことではなく、災害対応計画をチェックするための一環として、色々なケースを想定するということ。そういうケースでも対応できるかどうかを考えるのだろう。
連想したのがCDC(米国疾病予防管理センター)が今年の5月に発表した「ゾンビ対策」。

There are all kinds of emergencies out there that we can prepare for. Take a zombie apocalypse for example. That’s right, I said z-o-m-b-i-e a-p-o-c-a-l-y-p-s-e. You may laugh now, but when it happens you’ll be happy you read this, and hey, maybe you’ll even learn a thing or two about how to prepare for a real emergency.

Preparedness 101: Zombie Apocalypse | | Blogs | CDC

(適当訳:備えるべき緊急事態にも色々ある。例えばゾンビだ。笑うかもしれないが、この記事を読んでおけば、本当の災害に備えて一つか二つか学ぶことができるだろう)
で、この後に、マサカの時のための準備しておくものや、そうなった場合のCDCの対応予定などが書かれている。


色々な、時に突飛な事態を想定し、それに対応できるかどうか検討してみるというのは大事なんだというのが分かる。きちんとした計画ならそれなりに流用が効くから、真面目なプランの検証にもなる。遊びの要素と、真面目な要素とがうまく噛み合うのだ。


911テロのあと、ツインタワー内にオフィスを構えていた会社の中には数日で業務を再開したところが幾つもあった。あれは、2000年問題対応で準備していた復旧プランを流用して素早く対応したのだそうだ。
311震災での「トモダチ」作戦も別に災害派遣の準備をしていたわけではなく、日本有事の際の対応計画の手直しだろう。
きちんとした計画は、想定外の事態にもそれなりに使えるのだ。


思えば、我が国でも2007年に石破さんが「ゴジラが来たら自衛隊が災害出動かな」と言って話題になったが、あれは真剣に考えておくべきだったんだな。