先週、こんなニュースがあった。
ネパール警察当局は１３日、中国から国境を越えて不法にネパールに入国したとして、チベット人２０人を西部バジュラ地区で１１日に拘束したことを明らかにした。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110913/asi11091322580004-n1.htm
警察は２０人をカトマンズの入管当局に引き渡す予定で、全員が中国側に強制送還される可能性がある。
この問題が切迫しているということが、以下のように伝えられている。
9月11日、チベット本土から逃れようとしたチベット人20人が、ネパール国境で捕まりました。数日後、さらに3人が拘束されました。1週間経った現在も彼らはネパール入管に拘束されています。ほとんどが17〜20歳の幼い子供たちのようです。
チベット難民23人を送還から救ってください - Students for a Free Tibet: 日本
HURON（ネパール人権機構）のメンバーが入管を訪問し、チベット人たちの釈放を要望しました。が、事態は緊迫しています。情報によれば、中国政府はネパール政府に対して、チベット人たちの送還を要請したということです。送還は絶対に阻止しなければなりません。
中国政府は外交ルートを通じ、今回の事例は「国際的誘拐」であるとして、23人を中国当局に引き渡すようネパール政府に要請している模様
チベット難民23人を送還から救ってください - Students for a Free Tibet: 日本
中共のチベット弾圧の内容を耳にしたことがあれば、送還された彼らがどんな仕打ちを受けるか容易に想像が出来る。
今日、続報があり、彼らは無事にUNHCRに引き渡されたとのこと。良かった。
DHARAMSHALA September 22: Twenty three Tibetans detained since September 11 in Nepal for "illegally crossing" into the country have been released Thursday into the care of the the United Nations High Commissioner for Refugees after protests from rights groups.
Nepal hands over detained Tibetans to UNHCR - www.phayul.com
（適当訳：ダラムサラ 9/22。「違法越境」でネパールに入国し、9月11日以降拘置されていたチベット人23人は、22日の木曜日に解放され、国連難民高等弁務官事務所の保護下に入った。）
