k-takahashi's blog

個人雑記用

嫌だから規制する

幸森 これは東京都の条例の時からさんざん言ってきたことですが、アダルト漫画やゲームが人に悪影響を及ぼしているという見方になにか科学的根拠はあるのかと。それはいまだにまったくないんですよ。また、なにかというと「日本は児童ポルノ製造大国」なんてことをいう人もいますけど、これもまったく根拠がないんです。結局のところ「嫌だから規制します」ということにつきる。全否定なんです。

「嫌だから規制する」なのか──児童ポルノ禁止法改定案、その背後にあるもの (1/3) - ITmedia NEWS

影響がゼロとは言い切れないが、調べた限りでは顕著な悪影響は認められず、しかも弊害が大きいという話。
構図としては放射脳と同じで、「問題が起こる可能性がゼロではない!」「絶対でないなら禁止しろ!」「子供達を守れ!」と騒いでいる連中がいる。
で、他の問題(原発で言えば他の健康ファクター、経済や安全保障、こちらの問題なら思想表現の自由や文化保護)との兼ね合いをきちんと考えて対応を決めなくてはならないのに、怪しげな法案を出してしまう。反原発騒動のどさくさで怪しげな法案が通ってしまったことを考えれば、今回のも通る可能性は少なくない。

児童ポルノの単純所持の禁止」と、その適用範囲の「漫画やアニメ、CGへの拡大」。この2つの規制強化が組み合わさることの本質的な意味と、弊害の大きさに改訂推進側は気がついているのでしょうか。本当のところは、“よく分かっている”のかもしれませんが。

「嫌だから規制する」なのか──児童ポルノ禁止法改定案、その背後にあるもの (1/3) - ITmedia NEWS

左翼系の人たちが橋本叩きをしているタイミングを狙って出してきたあたり、弾圧推進側の黒幕は完全に分かってやっていると思う。


本来あるべき「児童虐待対策」が後回しになっているのも問題、というか、こっちが先だよね。「児童ポルノ」じゃなくて「児童虐待の記録」とするべきだという意見があるけれど、その置き換えをするとだいぶましな法案に見えてくると思う。



うちの選挙区の自民党議員の先生を調べてみたら、ウェブページがあって、意見箱というのも設けられている。さて、意見文を考えないと。