k-takahashi's blog

個人雑記用

ノーマリーオフコンピューティング

情報処理学会誌をパラパラ見ていたら、耳慣れない単語が出ていた。「ノーマリーオフコンピューティング」。
調べてみたらNEDOのプロジェクトで平成23年〜27年。つまり今年が半ばということになるらしい。


趣旨は、

半導体の微細化を中心とした従来技術では機器・システムの高集積化と低消費電力化の両立が困難になってきており、新たな技術的アプローチが求められています。電源を切っても情報を保持できる次世代不揮発性素子は、この点で大きな可能性を秘めています。本プロジェクトは、不揮発性素子を用いた低消費電力システム実現のための基盤技術の確立を目指すためのものです。

NEDO:ノーマリーオフコンピューティング基盤技術開発

ということで、MRAM、FeRAM、ReRAM、PCMといった次世代不揮発メモリとその応用例の研究。
現在は不揮発メモリというと、フラッシュが中心だがフラッシュは遅い。しかし、こういった次世代不揮発メモリはDRAMに迫る速度が出る。処理が必要になったらその時点で電源オン、終わったら即電源オフということが可能になり、大幅な節電が可能になる。


携帯電話はもとより、M2M全般に大きく活用できる技術となることが期待される。
そういう素子、素子を制御する技術、そういう素子を使った応用例、などがカバー範囲。


技術自体は聞いたことがあったけれど、「ノーマリーオフ」というネーミングだったのか。