株式会社ユビキタスエンターテインメント(UEI)は、手書き特化端末「enchantMOON」の大幅アップデートを4月9日正午頃より配布する。
UEI、手書き特化端末「enchantMOON」の性能向上アップデート ～更新済み版を「enchantMOON S-II」として発売、1万円値上げ - PC Watch
ソフトウェアアーキテクチャを根本から再構築したことで大幅な性能向上を実現したというアップデート。既存ユーザーは無償でアップデートできる。
具体的には、手書きの遅延低下(最高112ms→80ms)、カメラの高画質化、Webブラウザの高速化、動画再生への対応、ページ閲覧速度の向上、ハイパーリンクの高速化、カメラ起動時の領域形状の自動補正、開発環境「MOONBlock」の速度向上が挙げられる。
ということで、手元のチャンムーをアップデート。例によってWiFi接続で何度か引っかかるが、無事に完了。
なんといっても、MoonBlockの起動高速化が嬉しい。とにかく起動が遅くてイライラすることが多かったのですよ。「Hack」ボタンをおして２〜３秒でエディット画面になる。それが当然なんだけれど、とにかく歓迎。
ブラウザや画面の制御も高層化。とにかく「遅い」というのがチャンムーの一大欠点だったので、これが解消されたのは嬉しい。
ペン描きの線が細くなった印象。
いじっていたら何回か再起動がかかった。モードをクルクル切り替えるのはちょっと負担になるのだろう。私はガジェットとして遊んでいるからいいけど、ペンタブとして使いたい人にとっては、こういうのは気になるだろうな。
ちょっとMoonBlockをいじっていて気になったのだが、制御ブロックの「もし」の振る舞い。
昔作っていた、乱数で飛ぶページを切り替えるシールの動きが変わってしまった。
「もし」ブロックの「すること」の中にページAへのハイパーリンクを入れて、「もし」ブロックの次にページBへのハイパーリンクを入れて、としていた。乱数で切り替えるだけの簡単な仕組みなのだけれど、S-IIにしたらAに飛んだ後で、さらにBに移動してしまう。（Bに飛ぶときはそのまま）
ページBへのリンクのところにも「もし」ブロックを入れたら判定をいれたら期待通りの動作をするようになったけど、ページAへのリンクあとにはちゃんと「終了」ブロックがあるので、ちょっと納得いかない動作。
と思ってしばらくいじっていたら、どうも「終了」ブロックがきちんと繋がっていなかった模様。というか、ドラッグしても繋がらない。なんで？
