k-takahashi's blog

個人雑記用

コミケット91 戦利品メモ

自分用のメモ。

ゲーム

  • Little Wars

 ウェルズの"Little Wars"のルールブックの翻訳。
 ZoCやキャンペーンがもうある。時間制限も補給ルールもある。結構色々やっていたのだなあ。
 ルールが磨かれていく過程も面白い
 このゲームが「バネ式後装砲」というおもちゃ(テクノロジー)により可能となったというのは面白い

  • ゲームの修羅場14(ゲームの修羅場)

 同人ゲーム作りの同人誌。今回で最終。
 ゲームを作ることの各人の心の中での位置づけ方、みたいな話もでてきている

  • GameDeep 32(GameDeep)

 例の竜王ゲート問題が扱われている。運用規定改定が発行するまでのグレー期間対応としての処分、という見方をしている

  • 楽しいテレビゲーム 15号(物語記述機構)

 VRのグラフィック制御問題、ナラティブ論。ナラティブ論は面白い、特に「物語開発のコスト」という視点。

  • 燃えよ冷戦

 冷戦ネタの軽いカードゲーム。
 デザイナーズノート、ヒストリカルノートが欲しかったかなあ。

  • ホシクズ村々物語(シアワセ修練場)

 中世風の農村を舞台にしたゲーム。
 TRPG風に遊ぶことを想定しているようだが、システムはカードゲームっぽい

  • かのえさるの夜(GTR)

 CoCのシナリオ。『虫愛づる姫君』の巻ノ二という実に美味しいネタをうまく料理している

  • 冬越えの闘技場(遠すぎる未来団)

 いわゆる「TRPG冬の時代」の分析。FEAR系で試みられたTRPGの対戦純化の試みなどを扱っている。
 個人的印象としては、あの辺はMTG対応なんだろうと思っていたので、少し違う切り方が面白かった。

  • ファンタジー世界の徴税と現実の昔の徴税(黒カリンのど飴)

 前半は農作物の生産性の話。中世の小麦の生産性が2倍と言われているその内情(の推測)とか
 後半は、ほぼ「脱税の仕方」のお話。

  • Colorful Pieces of Game 17(High Risk Revolution)

 スターソルジャーとペルソナ5の本。
 ペルソナパートはペルソナ4/5の面白さについて、スターソルジャーパートは当時の情報の整理が書かれている。

SF、ファンタジー

  • 宇宙的な農家で野菜を育てるっていうこと(サ!脳連接派)

 「アストロノーカ」ネタのSF短編2つ
 今時なら、こういうストーリーを付けることもできるんだなあ

  • 机上論理学会2016年後期論文集(机上論理学会)

 「お子様バー」が面白かった、というか微妙なリアリティ感が楽しい

 戦史概論的に書いたジャブロー作戦。欺瞞とか色々やっていたのも解説してあって楽しい

  • SFメカニックマガジン 02(帝国図書院)

 「ジオンの一年戦争」。兵器としてのMSの特長を再整理した記事。あと「南極条約」の不可解性の指摘

 ドック船という同じ艦種の違いをもとに、連邦、ジオン、アナハイムの違いを説明する、という本

 コロニーの大気のために大量の窒素が必要、そのための資源採掘というのは知らなかった。(というか原作にない)

 クロスボーンはあまり知らないんだよなあ

 セルフパロディ的な「空」シリーズの一つ目はガウ。そもそも戦後に使うための兵器だった、という位置づけ

 ファンタジーっぽいアイテムの作成ガイドブック。魔道書や羊皮紙など

 今年1年分のまとめ。何があったっけと思ったけど、USJを失念してたわ。
 今回で一旦終了ということで、ご苦労さまでした

  • 特撮がきた 32(ガメラが来た!)

 当然のことながら、シン・ゴジラ特集。
 三池俊夫(特撮美術)氏のインタビューや、大澤徹訓氏の音楽分析が面白い。

 評論家氷川竜介氏の同人誌。アニメを語るシリーズなんだけれど、ゴジラ込み。
 特に「君の名は。」が掴んだ市場の重要性の指摘は面白い(SNS効果、セルを知らない世代、など)

メカミリ系

  • 赤城さんの横鎮食べある紀行 後編(なぐもカレー部

 今回は、「アメリカン風」の食べ歩き

  • 涼風の食卓(スタジオゴンドワナ)

 昭和14年の「第一艦隊献立調理特別努力週間」の涼風のメニューの再現

 書類上は存在しない分類である日本海軍「軽空母」。そのまとめ本。甲板サイズとスピードが任務を規定する一方で、条約制限対応や戦局の都合などの影響も面白い。

  • Aerospace Engine Review vol.8(推進器研究会)

 ブラックバードの本。開発の経緯とエンジンの説明が中心。
 ろくなコンピュータシミュレータもない時代に、よくこんなエンジン・機体を作ったもんだ。

  • ミリタリー・グラフィックス(スタジオゴンドワナ)

 ミリタリー趣味人の生態(?)をまとめた本
 経歴、こだわり、仕事など様々。執筆者の名前に聞き覚えがある人には強くお薦め


  • イラストでわかる ドイツ騎士団1190〜2017(プロジェクトオスト)

 ドイツ騎士団の解説本。イラストはともかく中身の解説は丁寧

  • アサルトガン小隊および班(PK510)

 アサルトガンは二次大戦当時の米軍の車両でほぼ自走榴弾砲。機甲部隊への火力支援がおもな任務
 そのアサルトガン小隊の教範紹介。図表が多く分かりやすい

  • 米軍野戦教範 ソ連陸軍作戦と戦術 vol.2(本管中隊)

 基本的なソ連陸軍の動きが分かれば、部分的な情報から行動や編成・規模などが推測できるというプロ向けの内容

  • 身近なもので作られたゲリラ戦用武器実例集(スペクトロメータ)

 米軍のマニュアルの内容紹介。
 遅延点火装置や火炎瓶に始まり、硝酸の製造も紹介。粉塵爆発装置なんて面白いものも

  • 世界の電波望遠鏡 その1 中国・上海編(あぷろのこべや)

 上海に行って電波望遠鏡を見てきたというレポート。
 中国の天文台増えてるんだなあ。
 

  • 宇宙関連巡礼の旅15(蒼の瞳)

 S-310の44号機は空振りになってしまってました。
 なんかイプシロンは大変そうですね。

  • MABES「じんだい」(液酸/液水)

 情報の少ないNALの磁気軸受実験衛星「じんだい」についての本

 商業用であるがために出てくる様々な事情やエピソードの紹介

評論系

  • ミニコミと同人誌はなぜ「違う」と思われてきたか(みるくきゃらめる)

 「同人誌印刷のあけぼの」の追補編。
 コミケが「マーケット」と名乗った(名乗れた)ところが大きな違いだったという見解。

  • 裏口日本語校正入門 vol.6 (エンターメーカー)

 「夏コミのカタログを勝手に校正してみた」という本。ふざけているようだが内容は非常にまともで有用
 きちんと項目を立てて、それぞれ該当する部分と修正案を出している。

  • 大人なお友達に送る 企業博物館読本 1〜6(TresPalus)

 企業博物館の紹介。見所や注意点など。
 一部例外を除き、あまりガイドブック系には載っていない話。

 日本でも話題になった「ゆで卵を元に戻す」研究(Gregory Weiss教授)と蜂に刺された痛みの研究(Michael Smith氏)のインタビュー
 乱丁だからということで無料配布だったのですが、中身は普通の科学雑誌っぽい仕上がりでした。

  • 塩の知識(醤油をこぼすと染みになる)

 塩の知識本。産業利用の内容は、体内での塩の使われ方、歴史エピソードまで様々

  • このマーガリンがすごい(版元ひとり)

 マーガリン53種類を食べてみたレポート。
 「マーガリンはバターの代用品ではない」

  • ジャガイモ学(大谷号)

 ジャガイモ料理の理論と実践、ジャガイモの諸知識、ジャガイモ図鑑など盛りだくさんのジャガイモ本

 ハザードとディザスターの違い、分類、事例、用語集など。

技術系

 Web技術の解説書。Universal(Isomorphic) Web Applications, SkateJS, Houdini, Reflect API, 高速化JavaScript, mypyなど。半年ごとのアップデートで助かっている

 ドメイン駆動設計の入門書。DDDの解説書を読むための入門書という位置づけだが、導入としては有用

 Androidの解説本。色々な話題を掘り下げていて、AndroidAutoとかHCDとかも触れている。

 タイトル通りでパワポデザイン&Tipsの本

  • 真エロ漫画デザイン解説読本(STUDIO POO)

 フリーランスが仕事を断ってまで心血注いで作り上げたデザインガイド本。
 8割方のページにエロいラストが入っている一方で、デザインガイドの内容は本気の本物。これは凄い