k-takahashi's blog

個人雑記用

ウォーゲーム日本史 21号

付録ゲームは『阿弖流為伝』。まさかの坂上田村麻呂ネタの一作。昨年1月放映のNHKのドラマに合わせて、のはずがだいぶ遅れたようで。
さすがに戦いの詳細は分かっておらず、ヒストリカルノートも戦略的な動きの解説と推測が多くなっている。ただ、この辺の朝廷の戦略的状況がシステムに組み込まれていて、備蓄のための準備が必須だったり、調略が戦闘よりも効果的だったり、勝利条件に朝廷側の戦意が設定されていたりする。


デザイナーズノートで面白かったのが「太平記の普及による影響」。
★の数の2倍が率いることのできる兵力なのだが、これは「太平記に合わせた」以外の意味は無い。しかし、テストプレイ中に誤解が多発したので太平記に合わせたそうです。


ちなみに、ユニットは人名入りで、ドラマの登場人物を思い起こすと良いと記事には書いてありますが、

大伴家持がこの戦役に参加していたというのは知らなかった。(歌人というイメージが強かったので)
言われてみれば、「海行かば」って家持の長歌だったな。