k-takahashi's blog

個人雑記用

ゴジラの大逆襲〜お前は何者なのか

NHK-BSのザ・プレミアムの番組。

ゴジラアメリカの映画評論家はこう評しました。「どんな時代でも生きられる不滅の怪獣、それがゴジラだ。常にその時代にふさわしい装いで生まれ変わり、最も私たちの思いを託すことができる存在だ」――
映画「ゴジラ」の誕生から60年。時に原水爆の落とし子、時に子どもたちのヒーロー、時に人類に警鐘を鳴らす存在として、ゴジラは我々の前に姿を現し、ひたすら都市を破壊し、怪獣たちと闘い、そして人間と死闘を繰り広げてきました。そして今年夏。ゴジラはハリウッドで最先端の技術を駆使した3D映画「GODZILLA」としてよみがえります。
なぜゴジラは映画のスーパースターであり続けられるのか? 時代や文化、国の違いを越え、幾度となくスクリーンに復活してくるゴジラとは一体何者なのか? ゴジラと格闘してきた日本とアメリカの映画人たちを取材。ゴジラ60年、28作に及ぶこれまでの映像を惜しみなく使い、未公開資料や最新研究を交えながら、日本映画最大級のスターにして、世界で最も有名なキング・オブ・モンスター、ゴジラの魅力に迫ります。

http://www.nhk.or.jp/bs/temporary/godzilla_2014july.html

番組のストーリー上の都合だろうけれど、エメリッヒ・ゴジラがなかったことにされていた。扱いが難しいのは分かるけれど、ちょっと不満。番組自体は、インタビュー中心で面白かった。


1975年からしばらく制作がなかった時期があり、その頃SF作家を中心に色々案を練って貰っていたのだけれど、それらがことごとく「怖いゴジラ」だったというのは、人選のせいもあるだろうし、怪獣プロレス路線の見直しということもあるのだろう。まあそうなるだろうとは思う。
光瀬龍とか眉村卓とか並んでました)


ただ、ゴジラ一体に焦点を絞ったゴジラ映画というのは確かによいのだけれど、映画としては、それだけでは続かないという理由もあるわけね。(なので、今回のハリウッドゴジラも続きがどうなるかは興味深い)


その後の平成ゴジラは、ある意味で色々な人が好きなような解釈でそれぞれのゴジラを作るというもので、ある意味「クトゥルー神話」的なものになっていたそうだ。