k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 ep.206 "Breaking Bad Special" 〜科学ドラマの検証

アメリカのテレビドラマ『ブレイキング・バッド』。そのブレイキング・バッドをネタにしたスペシャル版。
化学の力でトラブルを解決するという設定なのだが、「爆薬と酸か、パーティだね」と嬉しそうなジェイミー。


一つ目は、フッ化水素酸で死体を溶かせるのか?という疑問。
まず、浴室の模型で実験する。木材、リノリウム、鋼鉄、ホーロー、豚の肉と骨を酸に浸けるという実験である。ところが、8時間浸しても、溶けていない。溶けたのは石膏ボードだけ。これでは再現はとても無理ということで、成分を伏せたより強力な酸を用意して実物大実験に挑むことにんした。
撮影スタッフを含めて全員防護服を着用してものものしい状態での実験。
しかし、豚は溶けたが、バスタブや床は溶けず番組の再現はできなかった。
ここでいつものように「じゃあ、スケールアップで」となり、酸を増やし、素材も変えてみる。
ものすごい反応が起こり、わずか5分で豚は溶けたが、バスタブと床は焦げただけで溶けていない。ということでBusted


二つ目は、雷酸水銀を投げつけて爆発するシーンの検証。
雷酸水銀は本気で危ない薬品なので、実験は採石場で行う。
まずかぼちゃに5グラムの雷酸水銀を詰めて爆発させる。カボチャは粉々。
次は、投げただけで爆発するかという検証。(番組のシーンでは床にたたきつけた爆発させている) 楽しそうに、投擲ロボットを作るグラントだが、いくらたたきつけても爆発せず。さすがに手の力でたたきつけたくらいでは爆発はしないようだ。
そして雷管を使って爆発させても、ドラマの爆発にはほど遠い規模。
最後は、例によって大量(250グラム)で大爆発。


両実験共に番組でやっていたようなことは起こらなかったが、バスターズ流に大量投入の実験は派手でした。