k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.120 Exploding Bumper

邦題は「アルミバンパー爆発」。ネタは2本。

 1本目はアダム・ジェイミーによる「バンパー爆発伝説」。 車が燃えているときに近づいてはいけない。なぜなら、緩衝器内のガスが熱膨張を起こし、バンパーが15メートル飛び出して人の膝を直撃するから、という伝説。

 まず、車を燃やして温度を測ってみることになる。なお、カリフォルニアではタイヤを燃やすのは違法行為になるそうで、丁寧にタイヤを外してから燃焼実験。温度測定器だと500度程度だが、フロントガラスが溶けていることから1400度近くまで上がっていることが分かった。
 
 次にバンパーの緩衝器を入手し、加熱してみる実験。ガスの入っている部分をバーナーであぶってみるのだがうまくいかない。パッキンが溶けてしまったり、別のところに穴が開いてしまったり。考えてみれば、爆発などの異常が起こらないように安全対策がしてあるはずで、そうそう爆発するはずもない。散々工夫してみたものの、ついにジェイミーも断念。

 ただ、実際に爆発した事例はあるそうで、脛に直撃をくらって重傷を負った消防士が番組に登場していました。

 仕方がないので、緩衝器内に爆薬を詰めて爆発させてバンパーを吹き飛ばしていました。ちょっと無理矢理感があった。


 アシスタントチームは騎兵伝説。これは16世紀のハンガリーの伝説で、走る馬から矢を放つと、立射のときと比べて貫通力が2倍になったというもの。

 まずは、実際に乗馬射撃をやっているクラブに取材にでかける。アシスタントチーム3人が実際に試してみるが、もちろんボロボロ。例によってこの手の活動が苦手なグラントに至っては的に近づくことすらできない。馬が的の方に向かって動いてくれないグラントに対して飛んだ声援が "Use the horse, Grant!"。
 もちろん、彼らでは実験にならないので熟練者に登場願って実験。時速70キロで走る馬上からきっちり的に当てていました。さすが。
 ただし、実験条件がばらつきすぎて検証にはならない。

 そこで、車にクロスボウを据えて実験してみることにした。
 車はグラントが調達。格好良いバギー車。これにクロスボウを据えて、馬の飾り物を付けて準備完了。
 
 停車状態から18メートル離れた的に10発撃ってみた場合と、時速65キロで走った状態で18メートル離れた的に10発撃ってみた場合とで矢の貫通の深さを比較。
 すると停止状態が平均22.3センチ、走行状態からだと平均28センチ。確かに威力は増すが、倍にはならず。