- 作者: 安田均,尾垣泰敏
- 出版社/メーカー: 書苑新社
- 発売日: 2018/03/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ソード・ワールドがメイン。90年代の事情を色々(結局、シナリオより読み物の方が売れていたとか)、2.0関連の話(女性対応とか、サプリの需要が上がってきたとか、小説よりリプレイの方がストーリー展開の主軸になっていったとか)色々。
全体にシナリオ作成ガイド的なものが目立つ印象。これは、安田先生の方針なのか、季刊という都合なのか、どっちなんだろう。
個人的にGMマガジンで一番楽しみにしているのが「コボルドのゲームデザイン」。今回は「直観的なデザイン」というタイトルで、どうやったらプレイヤーに分かりやすいシステム・ルールにできるかという話題。
当たり前のことが書いてあるようだが、こういうのをきちんと言語化するのは大事。言い方一つで分かりやすくなることはあるし、システムによいメタファー(物語や設定)を被せることで断然分かりやすくなることもよくある(特にシミュレーションゲームでは)。
安田先生のコラムは4ページ。内容的にロール&ロールのコラムと重なるんだけど、向こうは月刊なんだから、こっちは10ページくらいあってもいいはず。本音を言えば、安田先生にはきちんと一冊書いて欲しいんだがなあ。