k-takahashi's blog

個人雑記用

 

戦争遂行上もっとも 難しいといわれるのが、周囲に敵を抱えた多正面作戦である。ところが信長は、これを何度も克服してのけた。もっとも有名なのは元亀・天正年代、ときの将軍足利義昭が策謀し、武田信玄浅井長政朝倉義景一向一揆などの反織田同盟との戦いである。(No.16)

この多正面作戦の典型の一つを、信長の初期の尾張領内の平定戦であるとして、その動向を解説した一冊。

時期的には家督を継いだ1552年から1560年の桶狭間を経て、1567年の美濃平定辺りまでになる。戦闘の規模が小さい分だけ、戦略と戦術が分かりやすい。

福田誠先生ということもあり、ゲーム雑誌のヒストリカルノートっぽい感じもある(意図したもののようだ)。