これは「怪しい伝説」の定番実験。何度取り上げたかというネタ。
アルキメデスが鏡を並べてローマの軍船を焼き払ったという人気のある伝説がもとになっている。バスターズが1度試したが温度不足で失敗していた。これに反論が殺到したので、では視聴者にやって貰おうという企画となった。
一つ目は短距離(1.5メートル)の距離に手作りの装置で着火する。できるのは分かっているので、2組にスピード競争をしてもらっていた。
二つ目が本題。30メートル離れた水上の木造船を燃やすことができるか？というもの。
MITのチームが鏡を並べて30メートルの木を燃やすことができることを示している。しかし水上の船はどうだろうか？
当時鏡はなかったので、磨き上げた銅板で挑戦。
頑張って調整したところ、煙が出るが火は付かない。銅板を現在の鏡に置き換えたがやはり着火は無理そう。最後は距離を半分の15メートルにしてようやく火が付いた。いくら何でも近すぎて武器としては非現実的という結論。
おまけとして、グラントはアルキメデス設計のバリスタを作ってみる。現在ならナイロンなどを使う反発材の部分は、なんと牛の極部に牛の脳のピューレを刷り込むという凄い設計。アシスタントチームが本気で嫌そうにしながら工作していた。（結局、本番では衛生上の理由で使えず）
