k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2021年7月号

 

 特集は「健康」の最新情報。「運動」「食事」「睡眠」の3つについての新しめの話を整理して紹介している。当然ながら、内容は常識的なもの。運動の単位「メッツ」とか食品添加物の安全性、ゲノム編集食品、スリープテック、あたりはニュートンぽい。

特集とは別にウォーキングの記事があり、「1日1万歩の効果は大きくない」という研究結果が紹介されていた(健康アドバイスとしては意味があるようだし、とにかく歩く方が良いのは疫学的には見えるらしい)。他にも乳酸は疲労物質ではない(エネルギー源として再利用される)とかも。
最新研究の結果としては「インターバル速歩」(1週間に60分の早歩きをする。普通の速度の歩行と混ぜてよく、一週間で60分あればいい)が有効だそうで。

 

で、健康特集に続く形で「ウミウシ」の記事。綺麗だけど、この並びにするのか。

 

カビの記事の中に、チーズのことも書かれていたのだが、「チーズの青カビが安全なのではなく、チーズの中にいる間だけ安全」と考えた方がよいと書かれていて興味深かった。(有害物質が生成されてもチーズ中なら分解されてしまう)

 

短信で面白かったのが「恐怖の臭い」。恐怖を誘導する物質を発見し、これを使って先天的な恐怖と後天的な恐怖の違いを研究している(恐怖物質で先天的恐怖を誘導できる)。あとは、恐怖を与えられると体温が下がる(文字通り背筋が凍る)とか、恐怖を感じると人工冬眠が誘導される(劣悪な環境下でも長生きできるようになる)とか。