k-takahashi's blog

個人雑記用

ニュートン 2016年6月号

Newton(ニュートン) 2016年 06 月号 [雑誌]

Newton(ニュートン) 2016年 06 月号 [雑誌]

特集は「相対性理論と、そこから生まれた現代物理学」。
白金が独特の触媒機能を持つのは、原子核の周りを回る電子の速度が非常に速いため相対論効果により軌道半径が小さくなり、その影響だというのは初めて聞いた。

この特集とは別に、科学未来館の「9次元から来た男」の監修をした大栗博司教授のインタビューがあり、こちらは超弦理論の話題。でも、相対論と量子論の矛盾の話題が出てきている。

脳とニューロン

短期連載の3回目は「感情」。扁桃体の機能が損なわれると恐怖の表情が読み取れなくなることを紹介し、扁桃体の感情反応や報酬系などの解説。
ただ、感情については研究者の間でもきちんとした定義が合意できていない。

巨大地震の研究最前線

こちらは新連載の1回目。東北地方太平洋沖地震のメカニズムの最新情報の解説。
まず、アスペリティの解説をし、なぜ東北沖でM9地震が起こると思われていなかったのか(アスペリティが小さいと思われていたし、そう推測する根拠もあった)を示す。
その上で、今回の地震のメカニズムを推定し、アスペリティモデルの修正(摩擦力の上昇下降のメカニズム)の検討や、精密測定の必要性(海底には電波が届かないので、GPSによる測定ができない)ことも書いてある。

ピノサウルス

科学博物館で開催中の「恐竜博2016」。目玉の一つがスピノサウルス。四足歩行の肉食恐竜という珍しい恐竜で、その復元模型が展示されているそうだ。
また、電子データから模型を作るというのも新しい手法。