2020年発表の国内SF短編傑作選。短編11作を収録している。
11月までずれ込んだのはどうかとも思う(夏休みまでには出して欲しかった)が、まあ、色々事情はあるようで。
円城塔「この小説の誕生」、柴田勝家「クランツマンの秘仏」、柞刈湯葉「人間たちの話」は研究発表的な体裁のもの。こういうのは個人的には好みなので楽しく読めた。
伴名練「全てのアイドルが老いない世界」は、アイドルは本当に老いない種族だったという設定でのアイドル活動を扱ったもの。設定のアイデアは面白かったが、後半は予想と違う方向でちょっと意外だった。
生活系は、NotForMeだな。