コミケならともかく、商業でこんな本を出して売れるのかねえ？と思いながらも、買っている人がいるわけで。
未発売・未稼働ということは、それなりの事情があるわけで、その辺を推測とか交えて（当事者から聞いた話でも、名前は出せない事情もあるそうで）紹介している。
小野浩、中潟憲雄、上村建也、仙波隆綱、の四氏は具体的にインタビューという形で載せていて、この辺は非常に興味深い。
没の理由としては、単純にできなかったというのもあるが、アーケードならではのバランス調整（インカムが取れないといけない。一プレイが長すぎるとインカムが下がるし、短すぎるとリピートしてもらえない）の難しさというのが要因としては大きいようだ。あとは、限られたスペースの取り合いになるので、似たようなのが他社で出てしまったとか、他に流行っているものがある場合とかもある。
他に、80年代後半以降は、開発難易度が上がった影響なんかも見える。
