「孤高の信長:一五七〇」は元亀元年から本能寺の変に至る織田信長と信長包囲網の激烈な戦いを描いた、完全ソロプレーゲームです。
四面楚歌どころか、幾つ敵がいるんだよという感じの1570年の信長。それをソロプレイシステムに落とし込んだゲーム。
カードで動ける勢力が決まるのだが、ここに前のカードの繰り返しとか、山札の切り直しのカードをいれることで、バラツキを出すシステム。
更に、謙信や毛利の参戦や自勢力の裏切りのパラメータを入れることで切迫感を演出している。
カードの引きに左右されるのはシステム上ある程度しょうがないが、盛り上がるのでいいかなという感じ(リプレイに出ていた信玄のダブルムーブくらいましたよ、ええ)。
ゲーム開始時には、信玄、浅井・浅倉、本願寺、三好が迫ってくる。信玄は強い、浅井・浅倉はこちらの本拠地に近い、本願寺はあちこちに散らばっている、三好は四国の奥まで行かないと対処しきれない、といずれもやっかいな要素がある。のんびりしていると謙信(とにかく強い)と毛利勢(山陰・山陽の両方から攻めてくる)がやってくるので、それまでにメドをつけないといけない。
攻撃は一方的にダメージを与えるものなので、こちらも複数の武将を送って活動確立をあげないといけないが、そうすると他の方面が疎かになる。ここのバランスをどうするかなのだが、これがカードに翻弄される。
3敗して、4回目でようやく勝利。カードの引きが良かったときに勝ちきれるかですな。勝ったときは、一旦信玄を撃退して時間を稼ぎ、本願寺、浅井・浅倉、三好と撃破。カード運で謙信の動きが遅れたので、毛利を牽制しつつ信玄を追撃。カード巡りで何度か立て直されるもどうにか撃破し、謙信が来ないことを祈りながら毛利戦。北近江まで謙信に迫られるも、毛利撃破が間に合い、あとは力押しで勝利。
信長は北近江に一人残って配下の武将に指示を出したり、政治状況マーカーを動かしたりしてました。運悪くここに突っ込まれたらサドンデスだけど、そこはリスクと割り切る。
セットアップはこんな感じ。
ここまで引っ張って謙信に決戦を挑む。謙信にダブルムーブとか喰らうとこれでも負けかねないのが怖いところ。