k-takahashi's blog

個人雑記用

コマンドマガジン 170号

 

167号のエムデンに続いての通商破壊戦ソロゲーム。ラプラタで自沈したグラーフ・シュペーがテーマ。本国からの指示とういか当面の目標をカードで管理していたエムデンに対して今回はマーカーなのでその辺はやや簡略化してある。一方艦自体の管理や戦闘は本作の方が細かい。

 

ゲーム紹介記事の「American Tank Ace」が面白そうだった。機甲科が本職というデザイナーは当初依頼だった「Pattons Best」のリメイクではなく新作を作ったのだという。そしてこのゲームでは「M4は弱い」というゲームなのだそうだ。そういう戦場で戦車長をやるという体験が出来るゲームとのこと。

 

高梨先生のダニガン記事は海戦。日米戦のゲームを43年で打ち切るという商売っ気を無視した決定をできたのは確かにダニガンらしいなと思う。

 

「ユーロゲームとウォーゲームの違い」(樽井英晃)では、ユーローゲームの特徴を「他のプレイヤーの排除を目的としない」「2時間以内」「ルールが簡単」「サイコロを使わない」としている。一つの切り方として。

 

堀場先生の「ウォーゲーム・メカニクス」は時間概念について。今回はターン制、プロット式、交互手番制の紹介。

 

徳岡先生のコラムは「ゲーム体験」という言葉。メカニズムまでがゲームで、それより広い部分がゲーム体験だとして、それについて色々と。有益な知見も多いが、ゲームを損なう「ゲーム体験」もあるので、是々非々といったものかと思っている。