k-takahashi's blog

個人雑記用

グレート・セブン・ゲームズ

 

ゲームライターの石井ぜんじ氏によるゲーム紹介本。扱っているゲームは『グラディウス』、『魔界村』『スト2』『WCCF』『NINJA GAIDEN』『シュタインズ・ゲート』『スカイリム』の7本。最初の4つがアーケード、後半の3つがXBOX

本書の内容はその多くを、筆者の体験から得たもので構成されている。(No.4513)

石井氏は、90年代はゲーメスト、21世紀になってからはXBOXの雑誌に関わっていたので、アーケードとXBOX関係のゲームの中からピックアップしての紹介ということになる。回想録というかオーラルヒストリーというか、そういう興味深さのある本。

当事者として関わった部分の証言の面白さというのは確かにあって、ゲーセン文化とかの部分の記録や感想は興味深いし貴重だと思う。

近年、「ゲームセンターはなぜ衰退したのか」という議論がネット上で行われることが多いが、これは話が逆なのではないかと筆者は思う。対戦ブームがなければ、小規模のゲームセンターは、90年代にはほとんど消えていてもおかしくなかった。むしろこれらのゲームセンターは、対戦ブームのおかげで生き残った、とみるべきであろう。(No.1946)

これなんかはやはりアーケード界の人の実感なんだろう。

(一方、その一回り周辺については微妙なところもある。そこはまた別の人が書いた本で補えば良いだろう)