k-takahashi's blog

個人雑記用

軍事研究 2024年1月号

 

軍事研究 2024年 01 月号 [雑誌]

軍事研究 2024年 01 月号 [雑誌]

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「初飛行成功 次世代爆撃機B-21A」(石川潤一)は、11月に初飛行したB-21Aについての記事。現在わかっていることがなにかの解説が中心。
エンジンが2機であること、排気口(上向きになっている)は見えないように飛行したのでまだ詳細不明、ステルス性についてはまだ不明(今回飛行した機体が最終的なステルス仕様になっているかわからないため。ただ排熱による映像のゆらぎが少ないことから赤外線ステルス性は高そう)、など。

 

「飽和攻撃に破綻、イスラエル軍迎撃システム」(竹内修)は、ハマスのロケット攻撃に対してイスラエル防空網が対抗しきれなかった件の解説。湾岸戦争のときにイラクからミサイル攻撃を受け、自力対応ができなかった辺りから自主開発が進み、アロー2、アロー3、ダビッズ・スリング、アイアン・ドームなどを開発してきている。費用対効果を高めることもあり、アイアン・ビームの開発も進んでいる。
今回のハマスの成功を受けて、中国が同様の手を使ってくる可能性がある以上、他人事ではない。

 

「世界の先進フリゲートの全貌」(多田智彦)は、フリゲート艦の記事。海自のもがみ型やその次のFFMは、文字通りの多用途艦。これらと同時期に出てくる、米軍のコンステレーション級、イギリスの26/31型、イタリアのパオロ・タオン・ディ・レヴェル級、ドイツのF126、フランスのアミラル・ロナルク級、ロシアのアドミラル・ゴルシコフ級、の紹介。陸軍国の独仏はともかく、他は日本より大きめのが多い印象。