F-35とステルス技術を紹介している本ではあるけれど、なぜステルスが大事か、F-35の何が強みなのかなどに紙幅を割いている。井上孝司氏の本なので、単なるスペック比較ではなく何が重要で、何が大変で、それがどういう目的のためなのかまできちんと説明している。
(ソフト開発やロジスティクス整備の話まできちんと目を配っている)
艦船のステルス技術にも触れており、どんなステルスがなんのために導入されているのかが書かれているので、ズムウォルト級計画がなぜ中止になったかもきちんと分かるようになっている。
初めて見るような話は少ないのだけれど、きちんとまとまっているので助かる。