k-takahashi's blog

個人雑記用

このシミュゲがすごい 2021年版

bonsai-games.net10年目ということで一旦一区切り。そのゲームを好きな人がそのゲームを紹介するという体裁なので、読んでて士気が上がる雑誌でした。

 

"Stellar Horizons"の紹介が面白くて、

「これはSPIかGDWのゲームか?」

「80年代にGDWが出版したトラベラー世界の21世紀太陽系の宇宙開発ゲームを、最新の科学的知見とコンポーネントで再版したもの」といわれても、さほど違和感のない内容

宇宙機が失われた場合も、最低限のミッション成功相当の技術ポイントを獲得できる(中略)
現在の宇宙開発を牽引しているのはこういう人達なのか。

 

100パラグラフゲームブック集3

www.beep-shop.com

FT書房は色々なゲームブックを出しているが、このシリーズは100パラグラフのゲームブックを数作(本作は3作)掲載したもの。

ゲームブックのパラグラフ数と言えば、火吹き山のシリーズが400パラグラフだが、本書はその4分の1。しかし、100パラグラフにこれだけ詰め込めるなと感心するできになっている。(解くのも大変だけど)。

 

古いタイプだと特定のアイテムを持っているかどうかで分岐する場合が多いが、「パズルを解いてその番号へ直接行け」というのとか、「○○の条件が満たされたら、幾つか増減した番号へ行け」とかいう仕掛けになってくると、明記された分岐だけではとうてい追い切れない。この辺が巧妙に出来ているんだな。

 

(再版された「火吹き山」は受取にいかないといけなくて、まだ手元にない。お盆休み辺りに遊ぶことにしよう)

ニュートン 2021年9月号

 

 特集は「科学の名著100」。夏休み向け読書ガイドといったところかな。半分ぐらいは読んだことあるけれど、未読のものもあり、幾つかはamazonでポチッと。

 

 

短信で面白かったのが「フェーン現象」。

筑波大学の日下博幸教授の研究で、教科書に書かれている「熱力学メカニズム」(風上側の斜面で雨を降らせ、乾燥した空気が吹き降りるときに温度があがる)というのとは別に「力学メカニズム」(山岳上空の風が降水をもたらさずに吹き降りてくる)があり、日本では80%が後者だったというもの。純粋に熱力学メカニズムによるフェーン現象北陸地方ではほとんどおきていないのだそうだ。

 

アデュマヌカブの話題も取り上げられていて、アミロイドβプラークを分解するという辺りのメカニズムを解説している。迅速承認や効果については慎重な書き方になっている。

 

死なない彼と死ねない彼女

booth.pmマスターレス2人用のマダミス。1時間で終わるコンパクトサイズ。

 

ネタバレはあれなので中身はおいておくとして、
隠すのも騙すのもなくという感じでプレイした(自分でもよく分からない部分はあったので、それが隠していたといえば隠していたことになるのかな。2人用ということで意図的にそういうのが組み込まれている。)のだが、それでも思惑がずれるというのは面白い。

 

マダミスがなりきり系TRPGが好きな人には向いているというのは納得。人狼好きから流れてくる先としても良さげ。

ただ、やっぱり現状はややバブル感あるかなあ。ニッチとして固定ファンが付いてビジネスとして回るというのは分かるけれど、これを面白がる人がそんなに多いのかどうかはよく分からない。