k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Episode 67: Firearms Folklore

 邦題は、「2つの弾丸が空中で命中」。銃に関するエピソード3件とハンマーについての視聴者からの指摘に答える実験が1件。


 銃についての3件は、「リボルバーの弾倉に相手の撃った銃弾が飛び込んだ」「狙撃用スコープを撃ち抜いて相手を倒した」「2つの銃弾が空中で衝突したくっついた」というもの。

 弾倉に飛び込んだという話はシアトルで実際に起こったという。そこで、ニュースにあったのと同じ銃を入手し、レーザースコープで狙いと定めて打ち込んでみる。が、弾倉自体には命中するものの中には入らない。何度か試すが弾かれてしまう。それでも繰り返していると遂に成功。ニュースで伝えられていたような様子で実際に銃弾が弾倉の中に入れることに成功。ぺちゃんこの金属板が弾倉からはみ出しているという様子も伝えられたものとそっくり。この伝説は意外にも確認された。

 スコープの伝説。まず弾道ゼラチンで人間の模型(グラントらしい)を作成し、その前にスコープを置く。そのスコープにライフルから銃弾を撃ち込んでみるという実験を実施する。ジェイミーの予想は、内部にある複数のレンズによって弾道がそらされ、打ち抜けないのではないかというもの。実際4回実験を行う(予算の関係でスコープは4つしか買えなかった)がいずれもスコープを破壊するに留まった。結果はbusted

 弾丸衝突の実験は、まず、スミソニアンが保存している写真の紹介から。アダムは半信半疑な様子。ともあれ、ライフルを2丁用意し正対させて同時に引き金を引く実験からスタート。ところが引き金を引いてから発射されるまでの時間のばらつきが大きく、どうにも調整できない。少なくとも弾丸が空中にあるようにしないとダメなのだが、ばらつきが大きすぎ遂にジェイミーも断念。 ここで、コインを撃ち抜く伝説の検証に使った支持器を持ち出してきて、空中に軽く固定した弾丸にライフルで銃弾を撃ち込むことにする。 すると実験は見事に成功。スミソニアンが提供した写真とそっくりの合体銃弾ができてしまった。つまりスミソニアンが持っていたのも本当に衝突してできたものという可能性が高くなったわけだ。当時の鉛製の弾丸だからということもあるのだろうが、今回一番意外だった結果。


 アシスタントチームが担当したのは、ハンマーでハンマーを叩くと砕けてしまう、という伝説。実は、番組中でジェイミーがしばしばハンマーをもう一つのハンマーで叩くシーンが出てくるが、「あれは危ない」という指摘があったのだそうだ。ということで、本当に危険かどうか検証。まず鍛冶専門家に尋ねると、確かに砕ける可能性があり危険だと指摘される。

 では、どのように砕けるかを試すため、空気圧でハンマーを振り回しヘッドをぶつける装置を作成。装置は綺麗にどうさしたので、さっそくハンマーを設置して実験。1回目は木製の柄が折れてしまい失敗。金属製の柄のハンマーを使っても柄が曲がってしまいヘッドは砕けない。速度不足かと思いトリーにハンマーを振り回して貰い速度を測定するも速度は充分。なお、この際にトリーがハンマーを手から話してしまいグラントが死にそうなめに。

 ジェイミーのアドバイスをもとにハンマーに焼き入れを行ってみるが、これも鉄床にたたきつけてみたら柄が曲がってしまい失敗。結局、手で普通に叩く範囲ではハンマーヘッドが砕けることは無さそうだという結論。


 銃弾合体が本当にできたのが一番意外でした。