今日の日経夕刊2面の記事から。
老朽艦の多いパキスタン海軍では、この戦場措置が十二分に機能していない。一方、心臓部であるエンジンは長持ちさせる必要があり、「タンカー直結」に等しい低品質の燃料は受け取れない。日本の申し出を断った理由もこれだった。
パキスタンの現状を即座に理解した「とわだ」など各補給艦船はタンカーなどから受け取った燃料を艦内にある清浄装置で「丁寧に自艦をかけて、濾過した上で」(海上自衛隊関係者)、パキスタン海軍に渡した。その結果はもちろん「問題なし」だった。
こうした日本の「お家芸」ともいえる品質管理に心血を注いだ海自の地道な努力がある。
英米のような外洋実戦部隊は、自力できちんと浄化できるので、逆にこういうことはしないのだろう。いかにも日本らしいエピソード。
そもそもここにパキスタンが加わっている意味を、とか言っても、あの辺の人達には通じないんだろうけどね。