k-takahashi's blog

個人雑記用

ロール&ロール 40号

Role&Roll Vol.40

Role&Roll Vol.40

RPG古今東西」というデータベース(のたたき台みたいなもの)が掲載されている。意義は認めるけれど、雑誌に載せる記事には、まだなっていないと思う。これは、「開始宣言」と見ておくべきなのだろう。
 コラムみたいな形で「判定方法」が幾つか紹介されているが、これはゲームリストに対応させておかないとあまり意味がない。


 本号のメインは、ソードワールド2.0のインタビューの方だろう。

北沢:私が「ここが『ソード・ワールド』だよね」と思う部分は、「冒険者」ってキーワードと、「技能システム」と「2d6」です。そこは軸として動かしていません。

だそうです。

田中:システムで言えば、最先端のシステムではないと思います。ですが、誰でも理解できるという点を目指しました。 (p.028)

 システムの話だと、セージについての部分が面白い。

北沢:この弱点は、「判定に成功すればPC側の武器ダメージに+2のボーナスが付く」とかそういう形ですので、プレイヤー知識は関係ありません。プレイヤーが「この魔物は火に弱い」と分かっていても、PCたちがその弱点を見抜けなければ、「火で攻撃してもダメージは通常通りしか与えられない」んです。
−あー、それは大きな違いですね。
田中:あと、同じ魔物と戦うときも、毎回弱点の判定をする必要があります。(p.036)


 他は、種族とスキル(クラス)の話が多い。どういう分類をして、それらにどういう役割を振ったかや、バランス取りとかですね。このあたりは、D&Dの新版の話と似た感じ。


 背景世界の知識がどうこうという話(新版では世界を、フォーセリアからラクシアに変えるそうです)もあります。ただ、トラベラーやRQのような背景世界が重いゲームが、「プレイヤーを増やすために」と称して色々試みたときと同じように見えるのだが、大丈夫かな? 同じテイストだけど舞台を変えるので新規の人達も不利にはならないというのって、あまり上手くいったという話を聞かないのだが。


 「りゅうたま」のシナリオが掲載されており、「りゅうたまフォーマット」と称する形式が使われている。これで、本当にプレイに足りるなら面白い。(いや、ルールブックも読んでいないので、本当によく分からないんです。)