k-takahashi's blog

個人雑記用

評判の良いセッションレポート

 海外で人気のロールプレイング・ゲームクトゥルフ神話RPG』の熟練〈ゲームマスター〉を7卓揃えた、豪華なアナログ・ゲームイベント「クトゥルフ・オンリー・コンベンション」に参加して来ました。

「Co-Con『クトゥルフと帝国』セッション」 - God & Golem, Inc.

という記事が非常に好評で、私も面白く読ませてもらいました。ただ、書いた本人が

しかし、このエントリの評判が良い理由については、書いた本人が未だによくわかっていません。

God & Golem, Inc.

と書いています。(半分は、謙遜だろうとは思います。それだけの蓄積をしてきた方ですから。)


 コメント欄にも色々と書かれており、それぞれ納得できる話です。私は、「4大目標」(gginc氏がかねてから主張している「〈課題の解決〉〈役割分担〉〈ロールプレイング〉〈ゲームコンセプト〉」の4層構造)を具体的なプレイに適用しているところが良かったと思いました。プレイ前にそれらをセッション全体にまず落とし込み、そのもとでプレイを実行し、結果を4目標に照らして確認し、次に向けての改善点も示している。

 ビジネス用語を借りて、気取った言い方をすれば、フレームワークの上で、PDCAサイクルが回っていて、それが分かりやすく書かれている(可視化されている)。これがTRPGの全てだというわけではない(ggincさんもそんなことは言っていない)ですが、一つの切り方として、非常によいものになっていると思います。従来は、小説の方法論によりかかった紹介が多かったわけですが、それではきちんと伝わらない(伝わりにくい)ものをきちんと伝えている。


 強いて言うと、通常のリプレイ本なんかを知らない人がこの記事だけを読むと、TRPGのプレイを非常に堅苦しいものだと誤解する危険がある、というところかな。これは、そういう人に聞いてみるしかないわけですが。


 とても参考になる文章でした。4層構造自体に対しても、私は違和感は特に感じないので、次にプレイをするときには、この枠組みを意識してみようと思います。感謝。