- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2008/03/07
- メディア: 大型本
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基本的に、どのようなシステムにも応用可能な、〈外郭の部分をかっちり決めたうえでTRPGのシナリオを構造的に見ることのできるような広い視野〉を養成することを目論んでおります
『Role&Roll』vol.42に第二特集を書きました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト(新)
とあり、充分書けていると思う。まず全体の枠組みを示す。その上で、一から全部作るのではなく、元ネタをアレンジするという形にしてあるところなど、実用性への配慮も嬉しい。
あとは、試行錯誤の部分があるともっと分かりやすくなると思うが、さすがにそれは雑誌記事では紙幅不足になってしまうだろう。できれば独立した単行本を期待したいところ。(http://d.hatena.ne.jp/Thorn/20080312/p3 に補足もあります。期待してよいのかな。)
強いて言えば、システム分類論のところが、「シナリオ講座」としては、やや浮いてしまっているところが惜しい。書きたくなる気持ちは解るし、中身も(細かいところはさておき)良いとは思う。けれど、これは「コンセプトにあったシステムを探す」に絞って一段落ほどにとどめ、その分をシナリオ作成自体の解説に回して欲しかった。
でも、良い記事です。お薦め。
シナリオ作成としては、ナイトメアハンターのシナリオ作成(「脚本術」と称している)の記事も2ページほどある。こちらは、NHDに特化したテンプレート紹介。構成がシンプルで分かりやすい。各ステップにそれぞれチェック項目があるので、確認も簡単。こういうテンプレートが蓄積されていくと良いですね。
両記事が連動していないのは残念ですが、この号はGMをやっている人にはお勧めです。