k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.107 Water Stun Gun

 邦題は、「水スタンガンの威力」。
 一般的なスタンガンは、ケーブルを飛ばして相手に電撃ショックを与える仕組みだが、ここでケーブルの代わりに水を使うというアイディアがあるそうだ。連射が効かないという欠点を補うためだとか。これは可能なのだろうか。
 まず、アダムがごっそりと水鉄砲を入手。発射状態を高速度カメラでチェックする。しかし、ほとんどの水鉄砲は発車直後に水が粒状になってしまい使い物にならない。ようやく一つだけ使えそうなものをみつける。これでテスト。
 測定器に向かって電圧をかけた水鉄砲から水を打ち出すと、一応導通はすることが分かった。が、効果を出すだけの電圧はかからない。色々工夫したあげくに、どの程度の距離までなら使えそうなのか水パイプで実験するとせいぜい数十センチどまりと判明。残念ながら実用には程遠い。
 しかし、これでは終われない。充分な電圧をかければいいのだろうということで、雷の研究所で巨大なテスラコイルを借りることに成功。100万ボルトの雷を水鉄砲の水で誘導してダミーに命中させることに成功。ここの写真は面白い。


 関連ビデオは http://dsc.discovery.com/videos/mythbusters-water-stun-gun.html


 アシスタントチームの1本目は消火器による消火。といっても、「消火器を火中に投じると、消火器が爆発して消火する」という話。消火器のタイプが分からないため、水、化学、二酸化炭素、と3タイプを準備し、それぞれを火中に投じてみる。
 二酸化炭素型は安全弁が動作して二酸化炭素を放出。爆発はせず。
 水型は途中で蒸気が噴き出して、ロケットのごとく飛び出していきました。別エピソードの蒸気釜ロケットと同じですね。
 化学型は見事に大爆発して、消火に成功しました。ただ、消火したと言うよりは薪を吹き飛ばしたという方が正確かも。
ここで、3人組は、二酸化炭素型の安全弁を外すことを思い付き実験。消火器が壊れて終わりだろうという予想に反して、見事に大爆発していました。


 アシスタントチームの2本目は、火渡り。精神を統一すると火も大丈夫という触れ込みだが、本当だろうか。まず、火渡りの講習会に出かけて、手順を確認。ラボで同じことを再現できるようにする。
 次に足型に温度センサーを仕込んで、足に伝わる熱を測定する。すると、火傷するほどの熱は伝わってこないことが判明。物理的には、炭や灰の断熱効果が大きいので、足の裏全体を使って普通に歩けば火傷しないということになる。
この実験結果を踏まえて、3人組が火渡りに挑戦。見事に成功。
 最後に、要領の分かっていないアダムを連れてきて火渡りをさせる実験。つま先に力を入れて渡ろうとしたアダムは、断熱効果を破壊すると同時に狭いか所に熱を集中させてしまい見事に火傷するはめになっていました。というか、軽い火傷で済んだ(それで済むと分かっていたからやらせたのだろうけど)とはいえ、ある意味で酷い実験だ。