今日も時差ぼけ対策として日中は外出するつもりだったのだが、ボストンは小雨模様。しかも結構冷え込んでいる。 でも、屋内だからいいかとばかり、地下鉄に乗ってMuseumOfFineArts駅へ。美術館は駅前から徒歩1分。
例によってアメリカ風の巨大美術館です。3時間かけてなんとか一回り。
色々な収蔵品があるのですが、家具と絵画を合わせて展示してあるところとか、雰囲気が良かった。座ってお茶でも飲めたら最高だが、さすがに無茶。
一番の目当ては日本美術コレクション。日本国外では世界一と言われるコレクションで、モース、フェノロサ、ビゲロー、岡倉天心などの名前は学校で習った人も多いでしょう。
ところが、現在は「昭和美術展」という企画展示が行われていて、確かにそれなりに面白いものではあるものの、お目当てだった浮世絵・絵巻物、絵図のコレクションは引っ込んでいました。残念。
アメリカ絵画も美術館増築工事の煽りをくって、半分くらいが閉鎖。でも、「ワトソンとサメ」の絵は見られました。二種類が並べて飾ってあったのが面白かった。同じ画家(コープリー)の肖像画は、なんとなく書き割り風だった。そういうものなんだろうか。
目玉の一つの印象派コレクション。ルノアールのブージヴァルの踊り、ゴッホの郵便配達夫、ルーラン婦人、モネの睡蓮、日本娘などが並んでいる。小学生くらいの女の子がルノアールのまで模写をしていました。良い環境だなあ。
ルノアールを模写する女の子。
ゴッホの人物画2枚
睡蓮。窓から外を見ているような感じでした。
日本娘。額縁もそれっぽい。
お目当ての一つはゴーギャンの「我々はどこから来たのか、何者か、どこへ行くのか」だったのだが、なぜか現物がなく、張り紙がされている。
「いま日本に行っているよ。増築が終わったら戻すからね」って、聞いてないよ。先週まで名古屋で公開、来月から東京で公開らしい。