k-takahashi's blog

個人雑記用

モネ、それからの百年

本展では、モネの初期から晩年までの絵画25点と、後世代の26作家による絵画・版画・写真・映像66点を一堂に展覧し、両者の時代を超えた結びつきを浮き彫りにします。そして、「印象派の巨匠」という肩書にとどまらず、いまもなお生き続けるモネの芸術のゆたかな魅力に迫ります。

【公式】モネ それからの100年(横浜美術館)

横浜美術館のモネ展を見学。

モネの絵というよりは、モネの影響の方が主題かな。モネの絵の一部をアップで見るとなんだか分からなくなるが、そこの部分を追究していく流れがあって、あの訳の分からない現代美術の一部はそういう風に捉えることができるんだよ、というのが分かる展示。
それもあって、「III モネへのオマージュ さまざまな引用の形」のエリアなんかは、「二次創作集だよね」と思うと面白い。
特に「Light Gardern #1」というのが、睡蓮オマージュなのにモノクロという面白い試みだった。


そういう分析的な展示や説明が中心なこともあり、影の暗い部分に青や緑という生褚範義的な表現とも関係あるのかなあなどと思いながら鑑賞。


モネ自体をたくさん見たいと思っていくとちょっと物足りないかもしれないけれど、モネと二次創作をまとめて見られると思うとよいのかな。私はそういう意味で楽しめた。