第二次欧州大戦を扱ったゲームの多くは、1939年の9月が第1ターンである。たいていのゲームでは、ポーランド戦はほとんどイベント扱いで、ここで重大な戦局を迎えることはない。下手をすると練習シナリオ扱いされる。
マップを見てもこれといった地形障害もなく、大軍に対するのにはきわめて不適な国である。比較的強力な陸軍国ではあったものの、独ソに挟み撃ちにされて勝てるわけがない。
もちろん、独ソの密約により分割されたポーランドにとっては災厄の日でしかないわけで、ロシアの隣国であるというのがいかに不幸なことかを示す実例となっている。 そして、それは人ごとではない。