k-takahashi's blog

個人雑記用

野獣げぇまあ(その14)

 今回は、MTGMagic the Gathering)に見るアナログゲームのUI。
 MTGのカードには意外なほどアイコンが少ないことを指摘している。実際、アイコン化されているのはマナコストだけなのである。これは、カードに書かれたテキストをアイコン化してしまうと、そのアイコンを読むためにルールブックが必要になるという「カードにすべてのルールが書かれている」というMTGのUIの長所を殺してしまうことになってしまうからである。


 徳岡氏はドミニオンにおいても、「アイコン化されているのは、金貨とVPだけ」であることを指摘し、MTGで得た教訓が生かされていることを指摘している。


 要は、「ぱっと見の印象」「ゲーム処理上の利便性」「オプションの豊富さ」をUI上でどうバランスさせるかということ。一作で閉じてしまうのであればアイコン多めでもいいが、ある程度評価を受ければ続編は求められるわけだから、やはりアイコンの使用は控えめにということになるのだろう。
 そう考えると、「RaceForTheGalaxy」はややアイコン過多。2,3回はルールブックを見ながらカードを読む羽目になる。でも、あのゲームの場合カードに詰め込む情報量が多いので無理なからぬところがある。