k-takahashi's blog

個人雑記用

怪しい伝説 Ep.114 Viewer Special Threequel

 邦題は「視聴者からの投稿実験3」。視聴者から寄せられた伝説4件を検証する。


 一つ目が、竹を使った拷問。第二次大戦中に捕虜を拷問する方法として竹の上に捕虜を固定し、成長する竹が体に刺さるというのがあるという、本当にそんなことが可能なのか。
 さすがに人体実験をするわけにはいかない。時間がかかるので豚肉は傷んでしまい使えないためダミーを使うのだが、普段使っている弾道ゼラチンがゆっくりと刺さってくる場合にも人体と同じと見なせるのかどうかが分からない。まずその検証から始めることになる。幸い、ゆっくり刺したときの反応も同じということがわかった。採取してきた竹を植木鉢に植え、その上にダミーを固定して、実験開始。
 一回目の実験では、竹は成長方向を変えることなく人体に刺さり、数センチ入ったところで枯れてしまった。二回目の実験では、ダミーを完全に貫通した後も成長を続け、見事に竹として育っていました。ビックリ。


 二つ目は、アルカリ金属で大爆発。バスタブにルビジウムを放り込むと水と反応して大爆発を起こす、それは手榴弾で爆破したのと同じだという話である。様々なアルカリ金属を用いて繰り返し実験を行うが、手榴弾ほどの爆発は起こらない。最後にはカリウム2.5kを放り込むことまでやるが、爆薬のような爆発は起こらなかった。
 エネルギー的にはともかく、ただアルカリ金属を水に放り込むだけでは効率的な反応は期待できないということのようです。


 三つ目は、ブランデーで体が温まるかという話。雪山で遭難したときに、首にブランデーの樽をぶら下げたセントバーナードがやってきて助かったというお話があるが、あれが本当かという問題。
 これはアダムとジェイミーが体を張って実験。飲み込むタイプの体温計で体内温度を、サーモグラフを使って表面温度を測定する準備をしてから氷点下15度の冷凍倉庫の中へ。見るからに寒そう。 だいぶ寒くなってきたところでブランデーを一杯ずつ飲み干す二人。すると一瞬表面温度が上昇するが、体内温度は逆に低下。ようするに血管を広げる効果によって手足への血流量が増加するが、それによって熱が失われるので体全体としては温度が下がってしまうようだ。
 結局、ブランデーではなくセントバーナードに抱きついて暖まる効果が重要だと言う結論。


 四つ目は、ピアノを燃やすと爆発するという伝説。
 ピアノ線がピアノのフレームにかけている張力はトータルで20トン以上になる。本体が燃えることでフレームの強度が弱まると張力に耐えきれずピアノが壊れるということらしい。
 修理できなくなったピアノを調達し、実際に燃やしてみたが、普通に燃えるだけでした。 それは当然で、熱でピアノ線が延びるから張力は大幅に低下してしまい、その後は徐々に壊れていくだけだという結論。
 トリーとグラントが作業中に熱唱(?)している様子が愉快でした。