k-takahashi's blog

個人雑記用

チベットの精神的リーダーを政治道具として選出したい北京の思惑

北京の関心はチベット人の精神的事項ではなく、宗教的習慣を操作し中国の政治的需要に合わせるためである。チベット人のラマ(高僧)やトゥルクが持つのは「道徳的権威と非公式の共同体の指導者や開始者としての役割である。地元民は彼らに宗教的、生活的アドバイスや助けを求める」これは政党の権威への合法的脅威であり、北京はどうしても欲しくはない。だから政党は無謀にラマやトゥルクの生まれ変わりの選択をコントロールすることを決意しているのだ。
現代のチベット人学者ゲシェ・ラクドル氏は簡潔にまとめている。
無神論政党が転生者を認定するというのは笑い話しである。これは宗教的事項であり、精神的事情に熟知した者が扱うべきである。共産党が今、行っていることは政治的道具に用いて、自分たちの意思を強要することだ。これは本当に間違っている。」

チベットの精神的リーダーを政治道具として選出したい北京の思惑 | ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

そして、北京はダライ・ラマ法王の死を首を長くして待っている。