不思議の扉 時間がいっぱい

不思議の扉 時間がいっぱい (角川文庫)

　大森望の時間ねたアンソロジーの第2巻。今回は時間の流れが狂う話を集めている。
反復ものとして、筒井康隆、星新一、谷川流が選ばれている。ハルヒシリーズって読んだことがなかったのだが、そういうキャラクターだったのかと妙なところに納得。「エンドレスエイト」は割と面白かったのだが、さすがに、筒井・星と並べるときついというか、そこに並べられるだけ凄いというか。オチがピンとこなかったのはやはり本編を読んでいないからなのかな。

　個人的なお気に入りは、「おもひで女」（牧野修）。たしかに、これを夜中に一人で読んでいたらかなり怖いかもしれない。