第49回日本SF大会「TOKON10」に参加。東京での日本SF大会(TOKON)としては20年ぶりになるそうで、言われてみると、横浜だったり幕張だったりしたな。
3年ぶりのSF大会だったのだが、何度も、撮影・録画・録音への注意を繰り返していたあたり、色々あるんだろうな、と感じた。
オープニング
オープニングアニメは金魚と江戸をモチーフにしたセンスの良いもの。ただ、その前の「大会諸注意」のフラッシュ風アニメの方が、笑いを取っていたような気もする。
あとは、星雲賞発表とか宝野アリカ氏のミニステージ(4曲披露)とか。星雲賞の方は、自分の投票とは違うものが多いけれど、おおむね納得。
シンポジウム『宇宙開発の未来を考える』
中村浩美、野田篤司、松浦晋也、佐々木淳子の4氏によるディスカッション。
野田司令の出席するセッションでは、なぜか終わった後に内容を記憶喪失してしまい、半年ごとか1年後とかに思い出すことが多い。今回も同じでした。(以上、棒読み)
体調がすぐれないのか口数の少ない松浦さん。一方、きっちり予習をしてきたらしく果敢な突っ込みを続ける佐々木さん。
日本沈没の部屋
日本沈没第二部を執筆した谷甲州、コミック版日本沈没を描いた一色登希彦、二人を引き合わせた進行役佐原晃、によるトークセッション。
こちらも、記憶喪失になってしまった(棒読み)のですが、谷先生は「果てしなき流れの果てに」、一色先生は「幼年期の終わり」を意識して作品を作られたとか、興味深い話が多かった。
奴らが帰ってきた! 宇宙船レッド・ドワーフ号SQ III
昨年、20周年企画として英国で放映されたレッドドワーフの「BACK TO EARTH」の上映会、キャット役のダニー・ジョン・ジュールズ氏の講演、など。これは2枠連続セッションだったのですが、私は前半の上映会のみ参加。
BBCの公式許諾を得た上での日本語字幕作成および上映ということでした。そこまで踏み込めた理由は、ファンイベントに通い詰めたことやダニー氏の応援などの賜だったようです。
「BACK TO EARTH」は3部作になっていて、クルー達4人が、現代の地球にやってくるという話。そこでは、レッドドワーフというテレビシリーズが放映されているのだ、といういかにもSFファン好みの設定。登場人物がストーリー制作に口を出すというメタ構造に加えて、各種のパロディをちりばめて(ブレードランナーが多かった)いた。相変わらずのギャグと合わさってなかなかに面白い作品でした。
自主編集動画上映会
中身は言えません。たぶん、こういう会場でしか見られない映像。元ネタが分からないものも多々あるものの、約100分、たっぷり笑わせてもらいました。