k-takahashi's blog

個人雑記用

陸上自衛隊土浦駐屯地「武器学校」 58周年記念行事

 土浦駐屯地の武器学校は、兵站・運用・整備・不発弾処理などを教える学校。戦前は「予科練」があった場所でもあり、鎮魂碑や記念館なども併設されている。この武器学校の一般公開行事があったので、友人に連れて行ってもらった。


 総合火力演習のような大がかりなものではないので、大混雑ということはないが、「八九式中戦車」の実働を披露したこともあり、また、教育用ということで昔の装備が展示されているところも見所と言われている。


 8時20分に土浦駅発のバスで駐屯地に向かう。当然着くのは9時前だが、別に問題無く入場。まずは目当ての一つ「戦車試乗」のチケット取りの列に並び、首尾良く入手。

展示物

 現用装備については、会場中心部に展示されており、まずはこれを一通り見学。FH70、203HSP、SSM、MPMS、SAM-1C(電波弾、光波弾と書かれており、別に変な意味ではないのだが文字のおかしさに、つい苦笑。命中するとゆんゆん電波を放出する、ということでは、もちろんない)、89FV。


 そのあとは歴史的展示物へ。M24、M4、M36が並んでいたり、LVTがあったり。
 
残念だったのは展示の仕方で、車両を並べてその一回り外にロープを張ってしまっていたので、横や後ろから見ることができなかったこと。
61式、74式、90式、と並んでいるのとかも面白かったのだが。


 小火器・弾薬コーナーも色々と充実。火縄銃や38式、89式といった日本で使った銃器、車載で多用されるM2、儀礼用や贈答品として贈られたものなど多数展示。
 カリオストロの城で次元が使ったことで知られるシモノフの現物も。


 火砲類も色々あり、38式野砲の改造比較も説明されている。


 屋外展示物には、三式中戦車もあった

が、隣にあるはずの八九式がない。これは動態展示か?

訓練展示


 これはFHの射撃。空砲とは言え空気の振動が伝わってきます。で、お約束の通り泣き出す子供達。


 整備などを教える学校ということで、訓練展示もひと味違う。敵の攻撃を受け、損傷した車両を回収したり、砲身やパワーパックをその場で交換したりするという場面が含まれているのだ。私はエンジンの交換をするところを見ていたのだが、ハッチを開け、破損したエンジンを取り出し、持ってきたエンジンを組込み、実際に走り出していた。ここまで数分。もちろん実戦では破損箇所の確認とかがあるからもっと時間はかかるのだろうけれど、鮮やかなお手並みでした。

動態展示

 訓練展示終了後に、予想通り八九式が登場。


 そして、もう一つ来そうだということで待っていたら、来ました10式。

90式より小さくなっているはずの10式が、八九式の後だと大きく見えましたけど。

体験乗車

 体験乗車はこんな感じで、戦車の後部に設けられた篭(中に椅子が固定されている)に乗り込むというもの。

座席に着くと、視界はこんな感じ。

74式に乗せてもらったのですが、ミッションの切り替え毎にガタン、ガタンと大きく揺れるのが印象に残りました。