- 出版社/メーカー: ジャパン・ミリタリー・レビュー
- 発売日: 2017/02/10
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「アドミラル・クズネツォフ」と艦載機(竹内修)
「航空重巡洋艦」アドミラル・クズネツォフが昨年11月に空母機動部隊を構成し、シリア攻撃に参加した。
その解説記事。活動の大半はSu-33によるもので、規模はともかく実運用を成功させたのは大きい。
総括:ロシアの軍事情勢2016−2017(小泉悠)
シリアに足場を確保する成果をあげたロシアの2016年の活動のまとめ。合わせて10年前(セルジュコフ改革開始から10年でもある)との比較も。
課題はあるけど、10年で進むものだ。
F-22Aラプター vs F-35Aライトニング?(青木謙知)
両機種は単なる新型機ではなく、役割を分担しつつ能力を向上させている。特に兵装ではステルス優先のためF-22の方が数が少なかったりする。
面白いところとしては、F-22はいままで空対空戦闘に投入されたことがないとか、F-22のステルス維持工数が減ったと言え大きいこと(現在は、年15機程度の再整備が限度らしい)とか。
陸自普通科対戦車火器発達史(1)(奈良原裕也)
陸自発足時にソ連が極東に配備していた戦車数実に5000両。これをどうするかというのが大きな課題だった。
今月号は、供与バズーカから国産対戦車ミサイルの開発のあたり。
開発タイミングの関係で米国からの助力は難しいと考え、ミサイルは国産開発の決定(六四式対戦車誘導弾)をした。その際も、ジャイロの起動を高速化するための火薬式ジャイロや電源の開発に苦労したそうだ。
救命術の教育と訓練を徹底せよ(照井資規)
戦闘での死亡を減少させた実績のある要因は、「適切な防護具の着用徹底」と「軍全体への標準化教育」。それが陸自でどうかという記事。
ヘルメットの後ろ首筋のところの追加装甲とか、伏せるのではなくしゃがむのが正しいとか。
やたら具体的なのだが、もう少し丁寧な記載の方が助かる。
29年度防衛予算『島嶼防衛とBMDを重視』(小林春彦)
29年度防衛予算解説記事。
弾道ミサイル重視ははっきりしており、二十八年度の補正予算に計上することで、導入が平成31年度末に前倒しになる見込み。
新型潜水艦の建造もスタート。
脅威を封ずる機甲旅団戦闘団&M1A2戦車(軍事情報研究会)
2016年11月に、米軍は第2歩兵旅団戦闘団を第2機甲旅団戦闘団に改編すると発表。ロシアの脅威の高まりに備えて、欧州戦域への機甲旅団戦闘団のローテーション派遣が始まり、数が足りなくなったため。
その戦闘団の解説記事。しかし、燃料消費量すごいな。