k-takahashi's blog

個人雑記用

冬コミ戦利品より

 今年は2日目に行けなかったので、SF系は基本的になし。色々分けて頂いたものから幾つか。

ボードカードゲーム系

アグリコラ攻略 vol.3

 拡張セット「泥沼からの出発」の解析本。バランス調整の内容から始まり、詳細な分析まで。ルール解釈説明などもあり実用的。

カードドリブンの一歩先へ

HANNIBALとPursuit of Gloryの作戦研究。
カードドリブンの基本から書かれているし、解説が詳細な上、全ページカラーでマップ類が非常に分かりやすい。良くできた入門・研究書。
「何もしない戦略」は、初プレイのとっかかりになるので、こういう紹介も嬉しい。

SLGamer vol.1

「初心者向け」をコンセプトにしたゲーム付き同人誌。付録ゲームは関ヶ原、記事は幕末ということで、今作るとそうなるのだろうな、という組み合わせ(2号はバルジの予定)。
カタログ部を少し減らして、付録ゲームのガイドを入れてくれると良かった。

星条旗よ永遠なれ

 桂令夫さん他による「ワシントンズ・ウォー」の本。歴史、人物、関連ネタ、リプレイなどを一冊にまとめた便利な本。装丁が異なる本が2冊あったので両方入手したのですが、中身は同じでした。

もえむりん概説

 クレムリンの改造ゲームである「ヒロイン・バーサス」、をさらに修正した「もえむりん」の解説&リプレイ。元々のクレムリンのルールの細かい説明も書かれているので元ゲームを持っていなくても大丈夫。そして、特に足の引っ張り合いを誘発しがちなこのシステムに対して、疑心暗鬼になり、最後は「気をつけろ、誰も信じるな」といつものパラノイアの決めぜりふ。

香川ディセント友の会 活動報告記 vol.3、vol.4

 ボードゲーム「ディセント」の解説&レポート本。拡張セット「Tombe of Ice」が話題の中心。なにより楽しそうなんですよ、この本のレポートは。

TRPG

ゴーントマンの時代

 いわゆる「独自コズムバース」のソースブック。ゴーントマンは幽閉されず、アイルのアーディネイは復活しなかった。マグナ・ヴェリタにテクノサージは起こらず教会は中世のまま。ロシアにはテクノデーモンが降臨し、バラク・カーはマカロニ・ウェスタンのリアリティに変身。金輪は大阪に降臨し、総理大臣になる。
メビウスは正義に変身し、ケフェルティリはメビウスの代わりにヒトラーの子孫を新たなハイロードに選択し、彼女は第四帝国を設立する。
妙に第四帝国の記述が充実していたりとか、日本人が遊ぶならこっちの方が正史よりもピンとくるかもしれない。

TORG 侵略のメカニズム

TORGオンリーコンで使われたシナリオ。初心者向けを想定して、ハイロードの侵略手順とそれへの対抗手段が分かるような仕組みになっている。

識欲の業

CoCのシナリオ集。「神誅天狗党」の導入の仕方が面白かった。

ファミリーズ

 基本ルールと追加ルール、会わせて3冊を入手。これは後で改めて。

評論系

コンテンツ文化史研究 vol.4

特集の「ライトノベルと文学」は把握しきれない部分が多いので置くとして、「コンテンツ産業の段階発展理論から見る 1972〜1983年の北米ビデオゲーム産業」は面白い論文だった。コンテンツ産業発達段階は3段階からなるモデルだが、当時のゲームビジネスが2段階目を経ずに3段階目的な方法論に突っ込んでしまったことが辺りショック的現象の一因(他に、当時の商慣行の影響もある)という解説。

ヤマトvsヤマト アニメ本放送世代の視た実写版

 氷川竜介氏の本。「そもそも初代アニメ版の魅力は何だったのか」ということを、演出とか設定とかの話を交えて解説している。実写版を視てもやもやした感想を持った人は、読んでみるといいと思う。

イグノーベル賞ファンブック vol.6

 イグノーベル賞受賞者へのインタビューをまとめた本。今回は、Dr. Alessandro Pluchino(昇進させる人物をランダムに選ぶと良い、という研究。2010年経営学賞)と Dr. Edward Eric Adams原油流出時の原油の挙動の研究。2010年度化学賞)。次号では、アンドレ・ゲイム教授(ノーベル賞イグ・ノーベル賞のダブルクラウンを達成した人)のインタビューに挑戦するそうです。

メカミリ

J-Tank 第12号

 非常に実直に書かれた、日本陸軍車両の研究誌。この本の写真って、結構貴重なものが多いと思う。

新戦闘糧食II型の本

 文字通りの内容。実食してみての感想が中心だが、製造メーカー別の分類になっていたりして面白い。写真が分かりにくいなと思っていたのですが、付録CD-ROMにカラー写真が入っていました。

ドイツ連邦試作戦車

レオパルド2のできるまで。経緯や選定理由、同時期に検討された他の方法といったことの記述も加えて、なぜレオパルド2がこういう戦車になったのかを解説してくれる。

宇宙関連巡礼の旅 9

おなじみの本。とびもの学会や各地の一般公開の訪問記。

世界の射場から ケネディ宇宙センターへの旅

 STS-133の打ち上げを見にいった、という報告。もちろん、ご存じの通り大幅に遅れたわけで、レポートも「視られなかった」となっています。ただ、KSC周りのレポートが充実。

ロケット紀行 vol.11、H-IIAF18種子島遠征記、夏のロケットと戦競機

 3冊とも、H-IIA F18がメイン。みちびきを打ち上げたロケット。どれからも、綺麗な打ち上げだった様子が伝わってくる。実に嬉しそう。

改訂版 宇宙へ! 宇宙開発見学総合ガイドブック

 国内の、打ち上げ場と関連施設の紹介。一昨年出た本の改訂版です。たぶん、日本で一番有用なガイドブックのひとつ。

宇宙の傑作機 No.15 ルナ月探査機

 ルナ1〜3号の紹介。トラブルと工夫がやはり色々と。後半には、当時の日本での報道も掲載されている。その露骨な政治利用についても。