今、全国で歌声合成ソフトによる音楽が大ブーム、国内ヒットチャートで1位を獲得するアルバムまで出ている。人気の秘密は、まるで人間のように歌う歌声だ。その秘密を紐解くと、そこには人間の脳の特徴をとらえた、最新科学が見えてくる。
http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp334.html
今日のサイエンスゼロは、歌声合成技術の紹介。ミクや、ミクの調整技術、任意の人の歌から別の歌を合成する技術の紹介とかも。
「あさ」を $-a a-s s-a a-a a-$ のように分解していることや、そのつなぎ目の部分をスムーズにすることが開発のポイントだったこと、人の歌の楽譜からのズレを組み込むと自然さが増すことなどを解説していた。
「初音ミクの消失」を例にとって、人間だけでは出せない新しい音楽も出てきたことも紹介。ゲストで出ていた産総研の後藤真孝氏も、電子楽器が普通に扱われるようになったのになぞらえて、歌声合成の普及も必然だろうという予想を述べていた。変に煽るでもなく、見下すのでの無く、良い番組だったと思う。
2月11日、12日に再放送がある（2011年2月11日(金) [教育] 午後6：55〜午後7：30、2011年2月12日(土) [BS2] 午前3：25〜午前4：00）ので、興味のある方はどうぞ。
