k-takahashi's blog

個人雑記用

東日本大震災 何が起こったのか 〜サイエンスゼロ

3月11日に発生した東日本大震災マグニチュード9.0という観測史上最大の地震とそれに伴う巨大津波はどのように起こったのか?様々な研究機関が実態を明らかにしようと調査をはじめている

http://www.nhk.or.jp/zero/contents/dsp340.html

なぜ、M9.0などという超巨大地震が発生したのか、なぜあんなに大きな津波が発生したのか、マグニチュードや震度の割に建物の崩壊が少なかったのはなぜか。これらの疑問について、現時点で分かっていることを東大の古村孝志教授と筑波大の境有紀教授が解説していた。


マグニチュードの大きさについては複数の断層が連続して動いたことによるものとのこと。これは東海・東南海・南海でも懸念されている事象。
津波の大きさについてはプレート境界の堆積部が断層の部分で大きく動いたことによるものと分析していた。津波の推定高さからプレートの動いた量を計算するととんでもない数字が出てしまい、ちょっとおかしい。しかし、3年前にしんかい6500が発見した巨大断層のような動きが今回もあったと仮定すると、巨大津波が説明できるのだそうだ。
震度の割に建物の崩壊が少なかったのは、周期の短い(1秒未満)の波が長く続いたのが理由らしい。ただし、これは液状化を生みやすい条件になっていたため、浦安の惨状につながったと考えられるのだと。

まだ地震から半月。細かい分析はこれからだろうけれど、面白い番組だった。7日に再放送あります。([教育] 午後6:55〜午後7:30)