傑作!物理パズル50―解いてビックリわかってスッキリ! (ブルーバックス)
- 作者: ポール・G.ヒューイット,松森靖夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: 新書
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問題19
なんとあなたに、放射線を放出するクッキーが3枚差し出されました。それぞれα線、β線、γ線を放出しています。そしてあなたは、それらの1枚を食べ、1枚を手に握り続け、残りの1枚をポケットにしまわなくてはならないというのです。
せめて被害を最小にするには、どうすればよいでしょうか。
これだけ放射線についての報道が溢れている今日の日本。この問題くらい、誰でもささっと解けるはず、だよね?
アメリカの物理教育者向け雑誌「The Physics Teacher」の人気連載パズル「Figuring Physics」から50個のクイズを選び出して一冊にまとめた本。物理の面白さを伝えるためのパズル的な問題を集めている。
figuringと名打っているものの、厳密な計算は不要で、考え方さえ分かれば充分。落ち着いて考えればたいていの問題は解けるのだが、完全に考え違いをしていたのが以下の2問。自戒を込めて引用しておく。
問題16
乾燥した空気と湿気の多い空気を比べると、普通はどちらの密度が大きいでしょう。
問題42
プールの底を砂地にするためにプールに砂を注ぎ込みました。その結果、プールの水位は上昇しました。次に、プールにボートが浮かんでいる場合を考えてみます。もしボートの中に同じ量の砂を注ぎ込んだとしたら、直接プールの底に注ぎ込んだ場合と比べて、水位の上昇はどう変わるでしょうか。なおボートにはすべての砂が入るものとします。
この手のパズルの好きな人にはお奨め。