人気ゲームソフト「Ｄの食卓」などで知られるゲームクリエーターの飯野賢治さんが２０日午後９時４２分、高血圧性心不全のため東京都内の自宅で死去した。４２歳。東京都出身。
http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022101002000.html
あれあれ、これはびっくり。まだ若いのに。お悔やみ申し上げます。
松下の3DO立ち上げのときにうまく立ち回って（別に悪い意味では無い）会社を起こし、「Dの食卓」というヒット作をものにした（多分、3DO最大のヒット）。同じく松下から金を貰っていた高城剛がこれといった成果を出さなかったのに比べれば頑張ってくれた人だった。
『Dの食卓』自体は、当時の流行だった「マルチメディア作品」をうまくゲーム機用ソフトに仕上げていた。なにより「ヒットさせた」こと自体が一番の功績だったと思う。
ゲームとしては、1年ちょっと前に出ていた『夢見館の物語』と似たようなものだと思いながらプレーしたけれど、「画質って大事だなあ」という感想も持った。（すでにPS発売後だったこともあり、3DOでは厳しい状況ではあったけれど。）
ちなみに、ゲーム屋に行って、PSの『鉄拳』、SSの『デイトナ』と一緒に買ったような記憶がある。
ただ、そのあと、セガ信者から持ち上げられる形で「イタイ人」になってしまったのは残念だった。決して無能な人ではなく、それなりに理屈も語れる人で、実行力もあっただけに、大事な時期に「政治活動」にうつつを抜かしてしまったのは勿体なかった。
